2018年3月7日
岩崎通信機株式会社(本社:東京都杉並区久我山 代表取締役社長:西戸 徹)は、小径φ1mmと広帯域100MHzのロゴスキーコイル電流プローブ SS-600シリーズ6機種を発売します。
機器の小型化・高周波化が進展する中、被測定回路に手を加えることなく電流を測定するための手段として、電流センサ部のコイル線径やコイル長を選択可能にしたロゴスキーコイル電流プローブは、機器の開発・検証に欠かせない測定ツールとなっています。
当社では2012年にロゴスキーコイル電流プローブSS-280シリーズを発売開始して以来、SS-280A、SS-290、SS-620とラインアップを拡大し、今回SS-600シリーズに新たに6機種を追加することで全37機種のラインアップとなります。
今回発売する小径φ1mmのSS-660シリーズ3機種は、電流センサ部のコイル線径として初のφ1mmを実現し、最新のパワーデバイス用パッケージとして主流となっている面実装パッケージのリード部分での電流測定も可能としました。また、広帯域100MHzのSS-680シリーズの3機種は、従来CT(カレントトランス)でしか実現できなかった高周波領域の電流測定が可能となります。センサ部の磁気飽和が無いロゴスキーコイル方式の特長を生かし、SiCやGaNなどの高周波化された最新パワーデバイスの電流測定に最適です。 〇ロゴスキーコイル電流プローブSS-660シリーズの特長
・電流センサ部のコイル線径φ1mmを実現。
・測定ピーク電流は、120A、300A、600Aの3種類を用意。
・測定周波数帯域は最大30MHzと このクラスでは最高の帯域を実現。
・電流センサ部使用温度範囲は、-40℃~+125℃と このクラスでは最高の温度範囲を実現。
〇ロゴスキーコイル電流プローブSS-680シリーズの特長
・測定周波数帯域は最大100MHzと ロゴスキーコイル電流プローブでは最高の帯域を実現。
・電流センサ部は貫通型ですが、外径24mm、内径14mm、厚さ5.8mmと薄型化を実現。
・測定ピーク電流は、120A、300A、600Aの3種類を用意。
・コアを使用していないので磁気飽和が無く、また被測定回路への影響が少ない。